優勝候補との1戦は予想外の好ゲームを繰り広げます。
<1回>
ハニー先攻で始まった試合は、裏の攻撃でいきなり2番打者に長打を浴びて1アウト3塁を背負うピンチに。
しかしここはサードのファールフライとレフトライナーで凌ぎきります。
約1か月のブランクで地に足付かない中ですが、何とか粘りました。
<2回>
今藤稜はこの回もファースト高橋の落球でランナーを溜めながらもしっかり後続を抑える。
ハニーの攻撃は三者凡退でまだ新しい打順は機能しません。
<3回>
そんな新打順が効果を発揮したのは、ここまで公式戦20打数無安打だった今藤渓の初安打からでした。
この安打をキッカケに1番須藤が繋ぐと、二番福島も隙をついたセーフティでチャンスを広げ、3番小川の叩きでハニーが1点を先制する。
今藤稜もその流れに乗じて三者凡退で抑えた。
<4回>
3回に引き続き4回もハニーはチャンスを作る。
先頭打者の5番高橋が右中間への二塁打で出塁すると、すかさずここで代走に冨塚を投入し追加点を狙っていく。
残念ながら得点に結びつけることは出来なかったが、今日の試合は挑戦者として早め早めに手を打っているつもりだった。
<5回>
5回に試合は大きく動く。
この回ハニーは2アウトながら3つの死球で満塁のチャンスを作り、打席には先ほど代走で途中出場した冨塚。
主に代走や守備要員の選手なのだが、時折見せる意外性を今日も発揮し貴重な2点タイムリー二塁打を放ったのだ。
これで一気に点差は広がり3-0と優勝候補を大きく追い詰める。
だが・・・ここで終わらないのが強豪なのだろう。
裏の攻撃でセカンド福島とキャッチャー小川に相次いでミスが飛び出し1点を返されてしまう。
<6回>
続く6回の攻撃でもハニーは攻め続けるのだが、ここで痛恨のミスをしてしまう。
7番今藤稜が死球で出塁した後、8番大野がレフト線への二塁打で0アウト2塁3塁にして打席には9番の今藤渓。
なんとしても1点取りたい場面。
しかも3塁ランナーは俊足の今藤稜である。
ここは大事にと思った矢先、今藤稜がエンドランと勘違いしスタートを切ってしまう。
2ストライクからノーサインだったが今藤渓は何とかバットを出すも空振り。
ランナーも挟まれて最大のチャンスを逃してしまった。
それでも今藤稜はREDSOX打線を0に抑え続けるのだが・・・
<7回>
そして迎えた最終回。
表の攻撃は0の中、勝利を目指しマウンドへ上がった今藤稜。
しかし彼のスタミナはすでに尽きていたのだった。
2アウトまでは抑えてあと1人の場面。
ここから三連打を浴びて同点に追いつかれてしまう。
ここで投手を今藤陸にスイッチ。
今藤陸は3番打者に四球を与えるも、4番をセカンドゴロに打ち取ってサヨナラは回避する。
だがこの流れを逆転することは皆無である。
最後はじゃんけんでの決着となり、ハニーは大金星をあと少しの場面で逃すのだった。