ZETT杯2回戦vsRed Bulls戦

8月4日(日)ダブルヘッダー2戦目は先週(28日)に引き続きZETT杯です。

しかしはちみつハニーの面々は試合前から意気消沈。

それもそのはず。
炎天下の中行われた第1試合で敗戦し、今年の目標の1つであった決勝トーナメント出場の夢が潰えてしまいました。

もちろん他の大会も重要なので、気持ちを新たに切り替えなければならないのですがここが非常に難しい。

しかも午前中で二遊間コンビ(福島・中嶋)が帰宅してしまい、エースはすでに7回を完投している。

おまけに対戦相手は昨年度多摩市1部で準優勝のRed Bullsさん。

去年勝利はしているものの、飛車角落ちでまともに戦える相手では正直ございません。

1番中家 大輝4
2番須藤 隼9
3番小川 大輔3
4番今井 智也2
5番高橋 諒5
6番今藤 稜7
7番木村 慎吾DH
8番冨塚 祐平6
9番今藤 渓1
 野田 康生8

この試合の先発は雨等で一か月以上のインターバルが空いて久々に登板の今藤渓。

そして受ける捕手は2試合目から合流した新メンバー今井。

二人が組んだのも5/19のINFINITY戦以来で、その時は4回4失点でした。

守備も約1年ぶりにショートを守る冨塚など、まあ不安で一杯。

誰か救世主は現れてくれるのだろうか・・・

試合ハイライト

初回の入りが悪いのは後攻だからだ!という意見を頂いたので(笑)、久々にハニーは先攻を選択。

しかし試合は予想を超える好ゲームとなっていきます。

<1回>
Red Bullsの先発投手は多摩地域屈指の右腕。

130キロを超えるストレートとキレのあるスライダーは、強豪チームでもなかなか打ち崩せない好投手です。

ハニーは疑惑の判定等も味方され、ある意味予定通り三者凡退で抑えられます。

さて、今藤渓の不安視されていた立ち上がり。

1アウトから二者連続で四球を与えて得点圏にランナーを背負ってしまいます。

しかし後続へもボール先行ながらなんとか粘り切り、こちらも無得点で抑えました。

<2回>
2アウト1塁の場面、ここで本日のヒーローの一人が登場しました。

打席には7番木村慎吾。

彼もまたハニーへの参加がだいぶご無沙汰で、当初はベンチスタートも考えておりました。

多分ベンチも諦めて守備に就く気が満々だったと思います(笑)

しかし相手投手のストレートをはじき返すと打球はぐんぐんと伸びていき、センターオーバーの三塁打でハニーが1点を先制!

この予想外の光景に意気消沈していたハニーのベンチも大盛り上がり。

今藤渓もスイッチが入って三者凡退で2回裏を抑えます。

<3回>
この回は両投手ともに三者凡退で抑えるナイスピッチング。

今藤渓は久々だったので、次の回からレフトにポジション変更です。

<4回>
4回表、3番小川がスライダーを上手くセンターに運ぶ安打をキッカケに1アウト2塁3塁の場面を作りますが無得点に終わる。

このどちらに転んでもおかしくない流れの中、マウンドには二番手の今藤陸が登板。

もちろんご存じの通りクラッシャーでもある投手だが、チームの不安を他所に三者凡退で打ち取ります。

ただしセンターへ移動した今藤稜は怪しい動きをしておりましたw

<5回>
3回に引き続きこの回も両チーム三者凡退で、次の1点がどちらに転ぶかひやひやな試合展開が続きます。

サード高橋はキレキレのジャンピングスローでチームを引っ張ります。

<6回>
白熱する投手戦。

相手投手が得点圏にランナーを背負いながら三振で切り抜ける気合の投球を見せると、今藤陸も往年の精密機械ばりの投球で2つの見逃し三振を奪い、Red Bulls打線に一人の出塁も許しません。

今度はレフトに入った今藤渓が目測を誤ってただのフライにダイビングしてましたw

弟二人は見慣れない兄の好投に動揺しているようです。

<7回>
1-0のまま迎えた最終回。

ハニーは木村慎吾の今日二本目となる安打をキッカケにチャンスを作るものの無得点で攻撃を終えます。

そして7回裏、1アウトから二番打者にインコースのストレートを投げ切りこの日3つ目の見逃し三振を奪うと、最後もショートフライに打ち取って試合終了!

1-0で逃げ切ると同時に、兄弟リレーでノーヒットノーランを達成しました。

戦評

予期せぬ二人の好投と、意外性の一振りでZETT杯は3回戦にコマを進めることができました。

多分実力的には1試合目のスタメンの方が上手いのは明確です。

しかしそれで勝てないのも野球なんだろうねぇ。

多分一番の問題は「この選手たちなら出来る」という思い込みかな。

上手い選手がミスをした時の方が引きずりやすい。

だから今藤稜の3失点と今藤陸の3失点だと全然イメージが違うでしょ?

これをどの選手が投げていても同じモチベーションに保ちたいです。

とりあえず公式戦が2つも消えなくて良かった!

改めて一戦一戦学びながらチームが勝てるよう努力していきます。